「肝胆膵消化器病学」は横浜市立大学附属病院の消化器内科部門です

町田市民病院の紹介 2024年度

廣畑愛(卒後4年目)

町田市民病院は約400床の病床を有する、町田市の急性期病院(二次救急)です。

町田市は、東京都/神奈川県の境に位置し、横浜や新宿から電車1本・30分程度でアクセスが可能です。

比較的新しく、清潔感のある病院で、最近ではドラマ “恋はつづくよどこまでも” や “VIVANT” のロケ地にも採用されているようです。

当院の消化器内科は現在9名で診療にあたっており、当医局からの3名と慈恵医科大学病院からの6名で構成されています。

そのうち専攻医は4名(卒後5年目2名、4年目1名、3年目1名)です。

専攻医は、主に病棟、救急、検査の3方面からトレーニングを積みます。

<病棟業務について>

病棟業務は主治医制とチーム制を組み合わせたシステムで行なっています。 主治医として受け持つ担当患者は8-10人程度です。日々の診察を行い、検査・治療の方針を決め、ICを行い、治療まで責任持って行います。 チーム制でもあり、チームの他のメンバーの担当患者さんについても把握します。 専攻医1年目は、これまで主治医としてアセスメント/プランを行ってきた経験が少ないため、他の先生方がどのように入院診療を進めているかを学び、自分の診療に生かす良い機会でもあります。 また、チーム内で補完し合うことができるようになっており、安心して当直明けに帰ったり、有給を取ったりできます。 夜間休日はオンコール制・当番制であり、当番でない休日は病院からのコールは一切ないため、プライベートも確保できます。

<救急について>

月3〜4回ほどの内科当直と、週1コマの内科救急当番があります。 内科全般の救急疾患を扱うため、消化器領域以外の疾患の経験も積むことができます。 また当直以外には内視鏡オンコールが月に5回程度あります。

<検査について>

上部消化管検査は5000件超、下部消化管検査は3000件超、ERCPは250件超、上下部 ESDは80件超と他病院にも引けをとらない検査数を誇ります。 3年目は上部内視鏡検査からスタートし、自分のペースに合わせてステップアップしていきます。 私は9月頃から下部内視鏡検査のトレーニングを開始しました。内視鏡の件数は年間で800件程度施行させていただいており、消化管出血の止血処置等の処置も経験する事が出来ました。4年目からはESDやERCPなど治療内視鏡のトレーニングを開始する予定です。 内視鏡以外の手技として、PTGBDや肝生検なども行っています。これらの手技を行う上で必須となる超音波検査技術については、肝臓専門の上級医にマンツーマンで指導を頂く機会が週1コマ割り振られています。超音波での描出など基礎的な部分から、実践までトレーニングを行う機会が豊富にあります。

当院消化器内科は、混合医局ですが、医局の垣根もなく、和気藹々とした雰囲気で働いています。 困った症例などはすぐに相談ができる環境で(というよりも他の先生もカルテを診てくださっているので、相談する前にアドバイスが来ることもあります)、右も左も分からない専攻医でも働きやすい環境です。

町田市民病院 研修内容の紹介(2021年度)

緒方 智樹(卒後4年目)

町田市民病院は町田市の基幹病院を担い、病床数477床の中規模病院です。 最寄り駅の町田駅からは横浜や新宿にも40分以内でアクセスが可能です。 院内にはセブンイレブンや焼きたてパン屋もあります。 また、コメディカル等の各職種間のコミュニケーションがしっかり取れているので非常に働きやすい環境です。

①日々の業務に関して

当院の最大の特徴は内視鏡検査数です。

上部消化管検査は5743件、下部消化管検査は3106件、ERCPは304件、上下部 ESDは103件と他病院にも引けをとらない検査数を誇ります。

3年目は内視鏡に関してはスコープの握り方から教えて頂き、最初は上級医とマンツーマンで上部内視鏡検査を行います。その後は自分のペースに合わせてステップアップしていきます。私の場合は4月から上部内視鏡検査が始まり9月頃から下部内視鏡検査を施行させて頂く事ができました。また、消化管出血の止血処置やEVL等の処置も経験する事が出来ました。内視鏡の件数は年間で900件弱施行させて頂きました。 その他の処置に関しては状況に応じてTACEやRFA、肝生検など肝疾患の手技も行っています。

3年目では内視鏡検査以外では腹部超音波検査や内科救急を担当し内科の初期対応を学びます。 腹部超音波検査も肝臓の専門の上級医にマンツーマンで指導を頂く事ができるとても恵まれた環境だと思います。

内科の救急では、消化器疾患だけではなく内科全体の症例について経験する事ができます。各科の垣根も非常に低く困った時に非常に相談しやすい環境だと思います。

4年目になってからはERCPやESDも経験させて頂いています。また、消化器の専門外来も始まります。

病棟業務は基本的には主治医制で1人当たりの担当患者は8-10人程度です。主治医制ですが、医師10年目以上の指導医が付き不明な点や方針についてすぐに相談できる体制になっています。 週に1度カルテ回診もあり、病棟患者の方針をプレゼンテーションや確認をする機会があるため、他の医師が担当している症例なども勉強することができます。 症例に関しても消化器疾患だけでは無くそれ以外のcommon diseaseも多く経験できます。

また当院のスタッフは横浜市立大学と東京慈恵会医科大学の混合医局です。若手の先生が多く先生同士の仲も良いため、医局の垣根も無く雰囲気良く働く事ができています。

②当直や休日について

回数自体は月3-4回です。土日休日は病棟当直医がいらっしゃるので、日当直でなければ しっかりとした休日を過ごすことが可能です。また当直以外には内視鏡オンコールが月に5回程度あります。

有給休暇取得に関しても積極的に推奨していますのでオンオフの切り替えが非常に良くできる病院だと思います。

勤務外では消化器内科スタッフ全員で高尾山登山や食事会などを行い交流を深めています。

③まとめ

町田市民病院は自分の成長を望む方にとって最適の病院だと思います。 徐々に教えて欲しいと考える人でもその人なりのペース配分で成長させてもらえる病院だと思います。私も指導医の先生に迷惑を多数おかけしながらも成長する事ができていると実感しています。

少しでも興味を持っていただければ是非1度見学に来て下さい。

町田市民病院 研修内容の紹介(2018年度)

鈴木 英祐(医師4年目)

町田市民病院は町田市の基幹病院を担い、病床数477床の中規模病院です。 町田駅は横浜や新宿にもアクセスが可能で、駅周辺はとても栄えています。 2017年になってから院内にもセブンイレブンや焼きたてパン屋さんが進出し、 コメディカルスタッフとも連携し易い環境があるため、とても働きやすくなっ ています。

当院研修のポイント
1 検査件数が多い

上部消化管検査は6953件、下部消化管検査は3441件、ERCPは388件、上下部 ESDは129件と他病院にも引けをとらない検査数を誇ります。 3年目では腹部エコー検査や、内科救急を担当し内科の初期対応を学びます。 緊急での止血・ERCPなど処置の必要な症例と遭遇することも多いです。 他にもTACEやRFA、肝生検など肝疾患の手技も行っています。 個々のスキルアップに関しても、各々の成長に合わせて、手技の機会が与えら れます。やる気次第で経験値や成長度も変化します。 更に週1度の内視鏡カンファレンスで内視鏡医としての診断能力を鍛え、検査 精度の向上を図ります。

2 教育体制が整っている

教育環境としては、研修する医師に合わせた指導対応をしています。 基本的には主治医制ですが後期レジデントには医師10年目以上の指導医が付き 、不明な点や方針について相談できる体制になっています。 週に1度カルテ回診もあり、病棟患者の方針をプレゼンテーションや確認をす る機会があるため、他の医師が担当している症例なども勉強することができま す。 横浜市立大学と慈恵会医科大学の混合医局ですが、若手の先生が多く医局でも 雰囲気はとてもいいです。レジデント同士も仲が良く、相談し指導を受け、指 導をする事で相互の糧になっています。また、勉強会参加を推奨しているため 、一丸となって仕事をこなす体制を整えています。 勤務外では恒例の高尾山登山や食事会などで交流を深めています。

3 救急当直や休日について

3回/月ほどの内科当直です。内科全般の診療になるため幅広い疾患に触れるこ とができます。また土日休日は病棟担当の先生がいるので、日当直でなければ しっかりとした休日を過ごすことが可能です。

町田市民病院は成長を望む方にとって良い病院だと思います。 徐々に教えて欲しいと考える人でもその人なりの状態に応じたペース配分で成 長させてもらえる病院だと思います。 興味がありましたら、是非1度見学に来て下さい。

町田市民病院 研修内容の紹介(2017年度)

岩城 慶大(卒後5年目)

町田市民病院は、病床数447床の中規模病院であり、町田市の基幹病院としての役割を担っています。2017年4月からは院内にセブンイレブンも入り、とても働きやすい環境になっています。

当院のおすすめポイント

1 充実した教育環境
内視鏡の握り方・姿勢からしっかり指導を受けることができます。週に1回の内視鏡カンファに参加し議論することで、内視鏡医としての診断能力を鍛えることができます。 病棟は、基本的に主治医制ですが、後期レジデントには指導医がつくので、わからないことや不安なことはいつでも相談できる体制が整っています。週1回の回診で病棟患者の方針についてのプレゼンテーション・確認を行うので、とても勉強になります。

2 検査件数が多い
上部消化管内視鏡検査は6917件、大腸内視鏡検査は3188件、上部ESDは81件、ERCPは379件です。3、4年目では腹部エコー検査も担当します。指導医の指導のもと学ぶことができます。また、TACEやRFA、肝生検など肝疾患の手技も行っております。

3 温かい雰囲気
当院消化器内科は現在13名(後期研修医8名)で診療にあたっています。 横浜市立大学と慈恵会医科大学の混合医局でありますが、若手の先生が多く、医局内での雰囲気がとても良いです。年に1回は恒例の高尾山登山、その他食事会で、交流を深めております。

4 他科の先生、コメディカルとの垣根が低い
当院で働いていて思うのが、他科の先生にコンサルトしやすいです。 さらにコメディカルの方々とも、コミュニケーションを取りやすい雰囲気であり、とても働きやすい職場です。

5 救急当直
月に3回ほどの当直です。消化器領域だけでなく、内科全般の診療をするので、診ることができる疾患の幅が広がります。

6 土日休み
これ大事です。土日は病棟担当の先生がいらっしゃるので、日当直でなければ、休みはしっかり休めます。

自分のやる気次第でいかようにもできるところが、当院の最大の魅力です。経験を積みたい・成長したいという先生には、申し分ない環境だと思います。 興味がありましたら、ぜひ一度見学にいらしてください。

一週間の予定(4年目医師の場合)

 
午前 外来 上部内視鏡 上部内視鏡 上部内視鏡 腹部エコー
午後 外来 大腸内視鏡
ERCP 
大腸内視鏡
ERCP 
大腸内視鏡
ERCP
大腸内視鏡
ERCP
夕以降   内科カンファ
内視鏡カンファ
     



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