「肝胆膵消化器病学」は横浜市立大学附属病院の消化器内科部門です

大森赤十字病院での研修について(2018年度)

立川準

■病院の特徴

大森赤十字病院は東京都大田区に位置する350床規模の病院です。2011年に新棟に建て替えられ、きれいな建物です。最寄りの大森駅からは横浜、銀座、新宿といった主要都市には30分で行かれるという立地の良さも特徴です。二次救急医療機関に指定されており、外来受診すればその日のうちに検査結果がわかるようCT・MRIの敷居が非常に低く、急性期に特化した病院といえます。また日本赤十字社特有ですが、災害時などは医師や看護師が派遣され、災害時医療に携わることもあります。

■消化器内科の特徴

その中で消化器内科は最大勢力で、医師が15名おり、入院患者の3割弱を担い、病床数も70床以上持っています。横浜市立大学からは肝胆膵消化器病学教室、消化器内科学教室の双方から計7名、その他病院採用の8名で成り、みな非常に仲良く働いています。当科の採用基準は「普通の人であること」と部長が言うように、医師の能力云々の前に一人の社会人としての礼儀や常識をわきまえているかを大切にしています。また休暇をしっかりととることも重視しており、夏休み・有給休暇などは非常に取りやすく、海外旅行にも行くことができ、家族の具合が悪い時などは支えあって休みが取りやすい環境を作っています。また学会活動にかなり精力的で、年間10題以上は総会に発表し、海外の学会にも進出しております。中には仕事の傍ら論文を仕上げる医師もおり、極めてアカデミックな市中病院と言えるでしょう。

■診療内容

肝臓は主に肝癌に対するRFAを中心に、腹部血管造影検査などの手技も学ぶことができます。RFAは特に「手術数でわかる いい病院(週刊朝日MOOK)」などの雑誌に掲載され都内屈指の件数を誇ります。転移性肝癌に対するRFAも積極的に取り組んでいます。

胆膵ではERCPが年間240件ほどで、最近ではEUSやEUS-FNAにも尽力しています。エキスパートの医師が全例に立ち会うので、若手の医師がどんどんトレーニングできる環境にあります。

また消化管は早期癌に対するESDを中心に幅広く手技が行えます。ESDは食道・胃・十二指腸・大腸で年間230例ほどであり、こちらも「いい病院」でランクインを果たしています。緊急止血術は必ず専門医を持つ上級医の下で行われますので若手は安心して手技ができます。

後期レジデントの間でRFA、ERCP、ESDなどの難しい手技も1stでやることができ、学会発表も数多く経験できます。市中病院でここまで広く深く学ぶことができる病院も少ないと思います。また仕事では仲間に恵まれることは非常に大切です。この素晴らしい環境で技を磨きたい方は、ぜひ大森赤十字病院を見学しにいらしてください。スタッフ一同、お待ちしております。




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