臨床実習プログラム
当教室での臨床実習は米国クリニカルクラークシップ制に準じ、体験型の実習を実施します。学生は消化管、胆膵、肝臓のいずれか一つの診療グループに配属し、指導医が選定した入院症例を主治医と伴に受持ちし、患者診療の前線を経験することで医療に係わる人間としての倫理観、マナーを取得すると伴に、診療情報の取得、解析、診察手技、診療計画立案、診療録記載を経験し、患者診療に必要な技能を研修します。
週間予定表
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | ||
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朝 | 教授回診 | 病棟回診 | 病棟回診 | 病棟回診 | 病棟回診 | |
午前 | 消化管 | 内視鏡手技 | 内視鏡手技 | 内視鏡手技 | 内視鏡手技 | 内視鏡手技 |
胆・膵 | EUS/ERCP | EUS/ERCP | EUS/ERCP | |||
肝 | 外来実習 | 肝生検/RFA | 肝生検/RFA | |||
午後 | 消化管 | 内視鏡手技 | 内視鏡手技 | 内視鏡手技 | 内視鏡手技 | 内視鏡手技 |
胆・膵 | EUS/ERCP | EUS/ERCP | ||||
肝 | angio/TACE | angio/TACE | ||||
夕〜 |
内視鏡カンファ 全体カンファ |
(肝) 肝腫瘍カンファ |
(消化管) 全体カンファ |
<実習内容>
1.グループ診療に参加し、患者を担当します。
2.症例発表
全体カンファレンスにて、受持ち患者さんのプレゼンをします。
3.消化器分野の検査・処置の実習
所属グループの検査・処置の検査はもちろん、他グループの検査(ESD、ポリペクトミー、ERCP、EUS-FNA、RFA、TACEなど)についても実習します。
4.クルズス
講義とは異なる少人数レクチャーを実習期間中、行っています。是非、積極的に質問して(どんな初期研修をしていたのか、なぜ消化器内科を選んだのかなどなど、講義内容に関わらないことでも結構です)多くのことを学んでください。
クルズスメニュー
- - 上部消化管内視鏡実習:内視鏡所見(癌、潰瘍など)
- - 腹部超音波実習:超音波所見(HCC, meta, 胆嚢炎など)
- - 肝腫瘍の画像まとめ(肝区域含む):CT, MRI, angio (US)の読影
- - 肝障害まとめ:HBV, HCV, PBC, AIH, NAFLD, アルコール性肝障害
- - 閉塞性黄疸をきたす胆膵疾患:悪性腫瘍、総胆管結石、MRCP, ERCP
- - 非閉塞性黄疸の胆膵疾患まとめ:胆石、胆嚢炎、急性/慢性膵炎
- - 腫瘍性消化管疾患、MDL:食道癌、胃癌、大腸癌、ポリポーシス
- - 良性消化管疾患、カプセル内視鏡:潰瘍、FD、IBS、アカラシア、イレウス
5.市中病院実習
一日、関連病院での学外実習を設けています。大学病院とは違った雰囲気をぜひ感じてください。
6.論文の抄読
医学論文を1編読み、内容をPowerPointで発表してもらいます。