「肝胆膵消化器病学」は横浜市立大学附属病院の消化器内科部門です

日本癌学会奨励賞を受賞

2016-10-08

当教室の日暮琢磨医師が、「メトホルミンによる大腸腫瘍の化学予防」の内容で平成28年度日本癌学会奨励賞を受賞致しました。

日本癌学会奨励賞は、日本癌学会会員のうち癌研究の進歩に寄与する顕著な研究を発表し、将来の発展を期待し得るものに対し贈られるものであり、この一年で日本で最も癌研究に貢献した臨床の仕事の一つとも言えるものです。

今回受賞に至った研究テーマは、「メトホルミンによる大腸腫瘍の化学予防」というもので、糖尿病や多嚢胞性卵巣症候群などの治療で用いられる薬剤メトホルミンを内服すると、大腸ポリープ切除除去後の新規ポリープ発生が抑制されることを世界で初めて報告したものです。

大腸腺腫/がんを切除した患者さんはその後にも腺腫やがんが発生する可能性が高いことが報告されています。そのような患者さんを対象に予防薬の内服をすることにより、内視鏡の負担や将来の疾病リスクを減らすことができる可能性があるということがこの研究で分かりました。今後は長期間の試験を計画しており、今後の追加の結果報告が期待されています。なお、この研究成果は英国科学専門誌『Lancet Oncology』にも掲載されました。

受賞者のコメント
このたびはこのような素晴らしい賞を頂くことができてとても感動しております。今まで、臨床/研究でご指導頂いた中島教授を始め、多くの先輩、同僚、後輩の先生方、また臨床研究にご参加いただいた患者様、そのご家族、また支えてくれた私の家族にこの場を借りて御礼申し上げます。この賞を励みに更に精進して参りたいと思います。

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