「肝胆膵消化器病学」は横浜市立大学附属病院の消化器内科部門です

Scientific Reports誌に掲載されました

2018-07-27

当教室の小川祐二医師の研究論文が、Scientific Reports誌に掲載されました。

Scientific Reports 2018 Jul 27;8(1):11365.

『Palmitate-induced lipotoxicity is crucial for the pathogenesis of nonalcoholic fatty liver disease in cooperation with gut-derived endotoxin.』

Yuji Ogawa, Kento Imajo, Yasushi Honda, Takaomi Kessoku, Wataru Tomeno, Shingo Kato, Koji Fujita, Masato Yoneda, Satoru Saito, Yusuke Saigusa, Hideyuki Hyogo, Yoshio Sumida, Yoshito Itoh, Kosei Eguchi, Takeharu Yamanaka, Koichiro Wada & Atsushi Nakajima

小川医師のコメント

「飽和脂肪酸であるパルミチン酸の肝臓における脂肪毒性(lipotoxicity) として、肝臓の炎症と線維化を引き起こすことを示した論文です。また、肥満に伴いわずかに増加した腸管由来のエンドトキシン存在下ではパルミチン酸によるlipotoxicityが増強し、非アルコール性脂肪肝疾患(nonalcoholic fatty liver disease: NAFLD)病態に重要な役割を担うことを示しています。

今回の研究がNAFLD/NASHの新たな治療法へのきっかけになればと思います。 論文作成の際、御協力して頂いた多くの方々に心より感謝します。」

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