さがみ林間病院について
大久保秀則(内視鏡センター長)
どんな病院?
さがみ林間病院は相模原市南区にある総合病院で、小田急江ノ島線の東林間駅より徒歩3分という好立地な病院です。湘南エリアは30分、横浜や新宿へは45分で行けますので、人気スポットへのアクセスに困ることはありません。2021年度からの新規派遣先病院です。 当院は1953年に 東芝の健康保険組合により開設された約200床の中規模病院です。東芝社員のドックや健診を積極的に行ってきた経緯があるため、現在もドック・健診を数多く行っています。そのため、内視鏡検査の需要がかなり多く、例年8000~9000件と県内屈指の件数を誇ります。内視鏡検査の数をこなしたい先生方にはとても良い病院だといえます。 当院は新内科専門医制度の基幹病院であり、日本消化器病学会認定施設、日本消化器内視鏡学会指導施設に認定されています。また相模原市地域の救急病院の一つとして中心的な役割を担うとともに、中核施設の一つでもあります。一般的なcommon diseaseの経験はもちろん、超高齢社会を反映した複数の病態を持った患者の診療経験もでき、地域病院との病病連携や診療所との病診連携も経験できます。
消化器内科の雰囲気
横浜市大と北里大学との混成メンバーで、5名体制ですが分け隔てなく和気あいあいとした雰囲気で日々診療を行っています。また、内視鏡室スタッフもとても協力的で非常に仕事がしやすい環境です。
適切な症例経験数
病床数はあまり多くありませんが、2021年4月より就任した川名部長を中心に、急性期患者の獲得を積極に行っています。このため閉塞性黄疸、急性胆嚢炎/胆管炎、消化管出血といった緊急症例が確実に増え、ERCPや緊急内視鏡もしっかりと経験できます。またESDも(上部メインですが)ほぼ毎週コンスタントに行っております。忙しすぎず、適度な仕事量です。外科との関係性も良好で、毎週火曜日に定期カンファレンスを開いています。気軽に症例相談ができるほか、若手の先生には症例プレゼンテーションの良い練習の場にもなります。 「地域密着型病院」としてオールラウンドな診療を目指しており、後期研修医の先生方には良い病院です。1例1例をしっかりとみることができるため、各症例から深く学ぶことができます。
(外科との症例カンファレンス)
オン/オフが明確
緊急処置で長引く日もありますが基本的には「ダラダラと遅くまで残らない」をモットーとしています。仕事と同じくらいプライベートも重要です!皆がそれを理解しているとても働きやすい環境です。
当直・当番・研究日について
当直は月1~2回、オンコールは月数回ありますが、穏やかなことが多いです。当番日以外は基本的に呼ばれないため、プライベートが充実できます。なお、通常の消化器内科の外来とは別に、内科初診外来という「総合内科」的な当番外来があり、月1コマ担当することになっています。研究日は週1コマ設けられており、外勤を行うことも、体を休めることも可能です。
きれいな病棟、親切なコメディカル
歴史の古い病院ですが、病棟は明るくきれいです。またナースやその他コメディカルが非常に親切で、医師の雑用が少ないのが特長です。
教室としては新しい派遣先病院ですが、川名部長と共にどんどん盛り上げていこうと考えています。後期研修の基幹病院でもありますので、興味のある先生は是非一度見学に来てください。一緒に働ける日を楽しみにしています。