「肝胆膵消化器病学」は横浜市立大学附属病院の消化器内科部門です

栗田裕介医師の論文がJournal of Hepato-Biliary-Pancreatic Sciencesに掲載されました

2024-12-18

1型自己免疫性膵炎の超音波内視鏡による検体採取に関する論文がJHBPSにアクセプトされました。

Endoscopic ultrasound-guided fine-needle biopsy needle can facilitate histological diagnosis of type 1 autoimmune pancreatitis.
Kurita Y, Kubota K, Harada J, Honda Y, Yamazaki Y, Iizuka T, Nihei S, Hasegawa S, Hosono K, Kobayashi N, Fujii S, Endo I, Nakajima A.J Hepatobiliary Pancreat Sci. 2024 Dec 6. doi: 10.1002/jhbp.12095.

LINK: https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/jhbp.12095

自己免疫性膵炎はIgG4関連疾患の一つで病理学的な評価も診断のためには重要な評価項目となります。

超音波内視鏡による膵組織検体採取の際に使用する針はFNA針(従来針)とFNB針(biopsy針)がありますが、FNB針の方がIgG4病理学的所見の検出が優れており、FNB針は自己免疫性膵炎の診断に有用な可能性が示唆されました。

ご指導ならびにご協力いただきました病理診断科の藤井先生、原田先生はじめ共著者の先生方にはこの場を借りて御礼申し上げます。

栗田裕介

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