「肝胆膵消化器病学」は横浜市立大学附属病院の消化器内科部門です

尾崎医師が筆頭著者の論文がCancersに掲載されました

2022-06-18

尾崎医師が筆頭著者の論文がCancersに掲載されました。

Ozaki A, Kessoku T, Tanaka K, Yamamoto A, Takahashi K, Takeda Y, Kasai Y,
Iwaki M, Kobayashi T, Yoshihara T, Kato T, Suzuki A, Honda Y, Ogawa Y,
Fuyuki A, Imajo K, Higurashi T, Yoneda M, Taguri M, Ishiki H, Kobayashi N,
Saito S, Ichikawa Y, Nakajima A. Effectiveness of Naldemedine Compared
with Magnesium Oxide in Preventing Opioid-Induced Constipation: A Randomized Controlled Trial.
Cancers (Basel). 2022 Apr 24;14(9):2112. doi: 10.3390/cancers14092112.
PMID:35565243; PMCID: PMC9102438.

尾崎医師のコメント
癌患者のオピオイド誘発性便秘(OIC)の予防に対する酸化マグネシウムとナルデメジンの有効性を比較するランダム化比較試験に関する論文です。本研究では排便回数においては酸化マグネシウムとナルデメジンともにOIC予防に効果がありますが、ナルデメジンは酸化マグネシウムと比較し排便QOLと完全自然排便(CSBM)の悪化を有意に防ぐことが示されました。便秘患者様においては排便回数だけではなく排便QOLの改善が重要であり、本研究の結果が少しでも患者様の症状緩和に貢献できましたら幸いです。
中島淳教授、結束貴臣先生をはじめとするご指導頂いた皆様に感謝申し上げます。

↑ PAGE TOP