Internal Medicine誌に掲載
2021-08-31
長谷川翔医師の論文がInternal Medicine誌に掲載されました。
Pathological Findings of the Host Immune Reaction in the Tumor Microenvironment of Gastroenteropancreatic Neuroendocrine Neoplasms
Sho Hasegawa, Noritoshi Kobayashi, Naoki Okubo, Motohiko Tokuhisa, Ayumu Goto, Yusuke Kurita , Takamitsu Sato, Kunihiro Hosono, Itaru Endo, Atsushi Nakajima, Yasushi Ichikawa
Intern Med. 2021 Apr 1;60(7):977-983. doi: 10.2169/internalmedicine.5648-20.
PMID: 33162477
URL: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33162477/
長谷川医師のコメント
近年、免疫チェックポイト阻害剤(ICI)による治療法はいくつかの悪性腫瘍では有用性が報告されていますが、神経内分泌腫瘍(NEN)においては有用な報告は少ないです。本研究ではNENの切除検体に、ミスマッチ修復タンパクおよびリンパ球マーカーによる免疫染色を行い腫瘍の局所免疫機構を解析しました。NENはWHO gradeの上昇に伴い腫瘍浸潤リンパ球数が増加傾向を示し、悪性度の高い腫瘍ではICIが有用な可能性が示唆されました。
臨床腫瘍科の小林先生をはじめ、ご指導ご協力いただきました先生方へ心より感謝申し上げます。