「肝胆膵消化器病学」は横浜市立大学附属病院の消化器内科部門です

Digestive Diseases and Sciences誌に掲載

2022-01-10

細野邦広医師(横浜市立大学附属病院 内視鏡センター)の原著論文がDigestive Diseases and Sciences誌に掲載されました。

Hosono K, Sato T, Hasegawa S, Kurita Y, Yagi S, Iwasaki A, Fujita Y, Sekino Y, Tanida E, Kessoku T, Kato S, Higurashi T, Yoneda M, Kubota K, Nakajima A.
Learning Curve of Endoscopic Retrograde Cholangiopancreatography Using Single-Balloon Enteroscopy
Dig Dis Sci. 2022 Jan 1.
doi: 10.1007/s10620-021-07342-2.

URL: https://link.springer.com/article/10.1007/s10620-021-07342-2

細野医師のコメント
「シングルバルーン内視鏡を使用した術後再建腸管ERCP(SBE-ERCP)のラーニングカーブについての報告です。当院で過去10年間に行ったSBE-ERCPを後ろ向きに検証し、通常ERCPのエキスパートが、SBE-ERCPの成功率90%以上となるラーニングカーブを検討しました。目的部位の内視鏡挿入成功率は約20例、SBE-ERCP処置全体の成功率は30例以上で90%に到達することがわかりました。今後のトレイニーの一つの目安となることを期待しております。

また本論文は、DDS誌にも評価いただき、Editorial記事を付けていただきました。

Smit S. Deliwala & Saurabh Chawla
Ballooning Your Way in Altered Anatomy ERCP: Ready for Deductive Learning

URL:https://link.springer.com/article/10.1007/s10620-021-07348-w

今回、横浜市立大学肝胆膵消化器病学をはじめ、多施設の諸先生方に多くのご協力を頂き、このような研究成果を残すことができました。この場を借りて御礼申し上げます。」

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