Clinical Gastroenterology and Hepatologyに論文が掲載されました
2022-05-23
Fujii H, Iwaki M, Hayashi H, Toyoda H, Oeda S, Hyogo H, Kawanaka M,
Morishita A, Munekage K, Kawata K, Yamamura S, Sawada K, Maeshiro T,
Tobita H, Yoshida Y, Naito M, Araki A, Arakaki S, Kawaguchi T,
Noritake H, Ono M, Masaki T, Yasuda S, Tomita E, Yoneda M, Kawada N,
Tokushige A, Kamada Y, Takahashi H, Ueda S, Aishima S, Sumida Y,
Nakajima A, Okanoue T; Japan Study Group of Nonalcoholic Fatty Liver
Disease (JSG-NAFLD). Clinical Outcomes in Biopsy-Proven Nonalcoholic
Fatty Liver Disease Patients: A Multicenter Registry-based Cohort Study.
Clin Gastroenterol Hepatol. 2022 Jan 17:S1542-3565(22)00008-8. doi:
10.1016/j.cgh.2022.01.002. Epub ahead of print. PMID: 35051649.
岩城先生コメント
この論文は,肝生検を施行された脂肪肝患者における長期予後に関する多施設共同研究の内容を論文化したものです.本研究では,肝生検の予後として重要なイベントである,心血管イベント,発癌,肝関連イベントに注目しております.肝関連イベントは,非アルコール性脂肪性肝疾患の主な死亡原因でありました.また,肝線維化は肝関連イベントのリスクファクターであることを示されております.大阪市立大学藤井英樹先生を中心とした多施設共同研究であり,当院も分担施設として参加させていただきました.当院では肝臓グループや大学院生の先生方にもお手伝いしていただきました.国内最大規模のデータベース研究に携わる機会を与えていただきました中島淳教授はじめ、横浜市立大学肝胆膵消化器病学の諸先生方、さらに本試験の責任医師である大阪市立大学藤井英樹先生や佐賀大学高橋宏和先生にもこの場を借りて御礼申し上げます。