「肝胆膵消化器病学」は横浜市立大学附属病院の消化器内科部門です

鈴木章浩医師が共同研究に参加していた、世界最大の胃がんゲノム解析をした論文が米国科学雑誌「Nature Genetics」に掲載されました

2023-03-17

鈴木章浩医師が共同研究に参加していた、世界最大の胃がんゲノム解析をした論文が米国科学雑誌「Nature Genetics」に掲載されました。

Multi-ancestral genomic and transcriptomic analyses of gastric cancer Yasushi Totoki, Mihoko Saito-Adachi, Yuichi Shiraishi, Daisuke Komura, Hiromi Nakamura, Akihiro Suzuki, Kenji Tatsuno, Hirofumi Rokutan, Natsuko Hama, Shogo Yamamoto, Hanako Ono, Yasuhito Arai, Fumie Hosoda, Hiroto Katoh, Kenichi Chiba, Naoko Iida, Genta Nagae, Hiroki Ueda, Chen Shihang, Shigeki Sekine, Hiroyuki Abe, Sachiyo Nomura, Tetsuya Matsuura, Eiji Sakai, Takashi Ohshima, Yasushi Rino, Khay Guan Yeoh, Jimmy So, Kaushal Sanghvi, Richie Soong, Akihiko Fukagawa, Shinichi Yachida, Mamoru Kato, Yasuyuki Seto, Tetsuo Ushiku, Atsushi Nakajima, Hitoshi Katai, Patrick Tan, Shumpei Ishikawa, Hiroyuki Aburatani, Tatsuhiro Shibata

URL: https://www.nature.com/articles/s41588-023-01333-x

日本語:
https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2023/0314_1/index.html

英語:
https://www.ncc.go.jp/en/information/press_release/20230314/index.html

発表のポイントとしては、

  • 国際共同研究によって日本人胃がん症例697症例を含む総計1,457例の世界最大となる胃がんゲノム解析を行った。
  • 予後不良であるびまん型胃がんについてゲノム解析から飲酒との関連を初めて発見、さらにその発生機序を解明することで予防につなげることが期待される。
  • 免疫療法を含め日本人胃がんにおける治療標的・バイオマーカーの全体像を解明し、今後の新たな胃がん治療法開発や予後改善に貢献することが期待される。

中島教授の計らいで、大学院生時代からこの国際プロジェクトの参加しておりました。やっと一区切りつけることができたと考えます。 このたびはご協力ならびにご指導いただき誠にありがとうございました。

鈴木章浩

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