「肝胆膵消化器病学」は横浜市立大学附属病院の消化器内科部門です

Clinical Endoscopy誌に掲載

2021-08-31

長谷川翔医師の論文がClinical Endoscopy誌に掲載されました。

Endoscopic Interventions for the Early and Remission Phases of Acute Biliary Pancreatitis: What are the More Concrete and Practical Situations for Performing Them?
Sho Hasegawa, Shinsuke Koshita, Yoshihide Kanno, Takahisa Ogawa, Toshitaka Sakai, Hiroaki Kusunose, Kensuke Kubota, Atsushi Nakajima, Yutaka Noda, Kei Ito
Clin Endosc. 2021 May 27. doi: 10.5946/ce.2020.271. Online ahead of print.
PMID: 34038997
URL: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34038997/

長谷川医師のコメント
胆石性膵炎(ABP)は胆道閉塞と膵炎という2つの病態が併存しており、ERCPによる治療介入のタイミングが明らかになっていません。我々は、ABP症例を早期ERCP群と保存的治療群に分けて膵炎/胆管炎の転帰の違いと、胆管結石の画像診断能を後ろ向きに解析しました。ABP初期に胆管炎の併存がない場合には、早期のERCPは膵炎の悪化率が高く避ける必要があり、またABPの胆管結石精査にはEUSが有用であると報告しました。
仙台市医療センター仙台オープン病院の越田先生をはじめ、ご指導ご協力いただきました先生方へ心より感謝申し上げます。

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