「肝胆膵消化器病学」は横浜市立大学附属病院の消化器内科部門です

World Journal of Gastroenterology誌に掲載

2021-03-28

今城健人医師の論文がWorld Journal of Gastroenterology誌に掲載されました。

Quantitative multiparametric magnetic resonance imaging can aid non-alcoholic steatohepatitis diagnosis in a Japanese cohort.
Imajo K, Tetlow L, Dennis A, Shumbayawonda E, Mouchti S, Kendall TJ, Fryer E, Yamanaka S, Honda Y, Kessoku T, Ogawa Y, Yoneda M, Saito S, Kelly C, Kelly MD, Banerjee R, Nakajima A.
World J Gastroenterol. 2021 Feb 21;27(7):609-623. doi: 10.3748/wjg.v27.i7.609.
PMID: 33642832
URL: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33642832/

今城医師のコメント
この度、我々はマルチパラメトリックMRIにおけるcorrected-T1及びProton density fat fractionを組み合わせることにより、非アルコール性脂肪肝疾患の中でも病態の進行した非アルコール性脂肪肝炎を高精度に診断できる可能性について報告しております。さらにはMRエラストグラフィを組み合わせることにより、肝線維化診断も高精度に行うことができます。即ち、我々の研究により、今後はMRI単独で非アルコール性脂肪肝疾患における病態診断が非侵襲的に行うことができ、肝生検が不要になる時代がくるかもしれないと考えています。なお、本研究でご指導いただきました中島淳教授はじめ、ご助力頂きました共著者の先生方、共同研究のPerspectum社、当科の秘書様ならびに実験助手様へ心より感謝申し上げます。

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