Science Advances誌に掲載されました
2020-05-11
鈴木章浩医師の論文が Science Advances 誌に掲載されました。
論文:https://advances.sciencemag.org/content/6/19/eaav9778
English:https://medicalxpress.com/news/2020-05-gene-mutation-combined-habits-gastric.html
この他、世界中のメディアで取り上げられています。
- https://www.smalltechnews.com/archives/133777
- https://medicine.news.am/eng/news/26072/scientists-find-link-between-alcohol-and-cancer.html
- https://user.guancha.cn/main/content?id=304060
- https://www.medsci.cn/article/show_article.do?id=630719383826
- https://tekk.tv/gesundheit/genmutation-in-kombination-mit-trinkgewohnheiten-scheint-das-risiko-fur-magenkrebs-bei-ostasiatischen-menschen-zu-erhohen/
- https://medikatv.ro/combinatia-periculoasa-care-poate-determina-aparitia-cancerului-gastric/
- https://lenta.ru/news/2020/05/08/cancer
- https://www.genomeweb.com/sequencing/gastric-cancer-analysis-uncovers-links-alcohol-use-genetic-factors-east-asians#.Xrdnw2j7Rdh
鈴木医師のコメント
横浜市大病院と東大病院で切除された胃癌検体を用いて、日本人胃癌243症例のゲノム解析をした報告となります。さらに、TCGAで報告されている胃癌288症例と比較して、日本人を含む東アジア人の胃癌の特徴を解明しました。
発表のポイント
■大規模な人種横断的胃がんゲノム解析により、アジア人特有のALDH2 (アルコール分解酵 素)遺伝子多型と飲酒・喫煙習慣との組み合わせによる胃がんを明らかにしました。
■ E-カドへリン遺伝子の病的胚細胞バリアントが、日本人胃がん患者集団のなかに 高い頻度でみられることがわかりました。
■胃がんの発症リスクとなる生活習慣や胚細胞バリアントが明らかになったことで、より効果的な予防介入が可能になると考えられます。
ご指導いただきました中島教授、東京大学医学部衛生学教室の加藤准教授・石川教授、東京大学先端科学技術研究センターゲノムサイエンス分野の油谷教授に深く感謝申し上げます。