「肝胆膵消化器病学」は横浜市立大学附属病院の消化器内科部門です

GUT誌に掲載

2021-06-10

米田医師、中島教授による国際共同研究がGUT誌に掲載されました。

Diagnostic accuracy of non-invasive tests for advanced fibrosis in patients with NAFLD: an individual patient data meta-analysis. Gut. 2021 May 17:gutjnl-2021-324243. doi: 10.1136/gutjnl-2021-324243. Online ahead of print.
URL: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34001645/

米田医師のコメント
非アルコール性脂肪性肝疾患(nonalcoholic fatty liver disease : NAFLD)は肥満人口や2型糖尿病罹患率の増加に伴い世界中で患者数が急増し,最多の肝疾患として認知されております。
肝生検に替わる非侵襲的診断方法として,超音波を利用し肝弾性度を測定するエラストグラフィー(フィブロスキャン)があり,このたび国際共同研究として参加したメタ解析がBritish Society of Gastroenterologyの公式機関誌であり消化器病学のトップジャーナルであるGUT誌(IF=19.8)に論文が採択されました。
我々は世界で初めてNAFLD患者における線維化評価に対するフィブロスキャンの有用性を2007年にGUT誌で報告し,世界中で評価された結果,今回のメタ解析へとつながりました.14年前から現在に至るまでご協力いただいた横浜市立大学肝胆膵消化器病学の諸先生方にこの場を借りて御礼申し上げます。

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