当教室の千葉医師(大森赤十字病院)が参加する国際共同研究の論文がGUT(IF=23.0)に掲載されました
2024-08-28
千葉秀幸医師の論文「Animal experiments of a new through-the-scope full-thickness endoscopic suturing device」が『GUT』誌(IF=23.0)に掲載されました。
Mati Shnell, Erez Scapa, Maria Valeria Matteo, Hideyuki Chiba, Yohei Minato, Leon M G Moons, Vincenzo Bove, Shelby Sullivan, Ken Ohata, Ivo Boskoski
Animal experiments of a new through-the-scope full-thickness endoscopic suturing device
PMID: 39117371 DOI: 10.1136/gutjnl-2024-333298
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千葉秀幸医師のコメント
本論文は内視鏡的全層縫合器の新規開発に関する動物実験をまとめたものとなります。本縫合器は、NTT東日本関東病院の大圃研先生が開発段階からリーダーとして関わっており、日本のみならずイスラエル、アメリカ、イタリアの医師らと国際共同研究を行っている最中です。この3月には私もローマで生体動物実験に参加し、現在実用化に向けて検討中です。本論文はこれら動物実験に関する縫合器の有用性、安全性を示しておりイタリアの医師が代表して報告していただいたものです。内視鏡的全層切除や縫合技術はまさに低侵襲内視鏡診療のど真ん中をいっている手技であり、そこに関わることができる幸せを感じつつ、近い将来この縫合器が日本の臨床導入に結び付くように更に研究を深めていきたいと思っています。