「肝胆膵消化器病学」は横浜市立大学附属病院の消化器内科部門です

BMJ Open Diabetes Research & Care誌に掲載されました

2021-04-02

米田正人医師の論文がBMJ Open Diabetes Research & Care誌に掲載されました

Comparing the effects of tofogliflozin and pioglitazone in non-alcoholic fatty liver disease patients with type 2 diabetes mellitus (ToPiND study): a randomized prospective open-label controlled trial.
Yoneda M, Honda Y, Ogawa Y, Kessoku T, Kobayashi T, Imajo K, Ozaki A, Nogami A, Taguri M, Yamanaka T, Kirikoshi H, Iwasaki T, Kurihashi T, Saito S, Nakajima A.BMJ Open Diabetes Res Care. 2021 Feb;9(1):e001990.
URL: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33593749/

米田医師のコメント
非アルコール性脂肪性肝疾患(nonalcoholic fatty liver disease : NAFLD)は肥満人口や2型糖尿病罹患率の増加に伴い世界中で患者数が急増し,最多の肝疾患として認知されております。NAFLDにおいて2型糖尿病の合併は肝硬変や肝細胞癌のもっとも強い因子であり,お互いのもつ臨床的重要性は著しく大きくなっています。このたびSGLT2阻害薬のトホグリフロジンの脂肪肝改善効果をピオグリタゾンと比較し,世界で初めて人でトホグリフロジンの脂肪肝改善効果を証明した論文をBMJの姉妹紙であるBMJ Open Diabetes Res Careで報告させていただきました。本研究は特定臨床研究として行われ、横浜市立大学肝胆膵消化器病学の諸先生方をはじめY-NEXTの皆様、また興和株式会社のサポートをいただきこの場を借りて御礼申し上げます。現在、サブ解析を行っており近日中に解析結果をご報告できると思います。

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